SAUVAGEとは、 「野性味」という意味。
『雄町』は、 皆様に体感して頂ける日本でもっとも、 古い品種の一つ。
云わば日本のお米の在来種の 血を引くお米になります。
田圃で実るその立ち姿は、 太陽のもと背を高く伸ばし、正に男・雄。
大粒の米を実らせる「雄町」は、 非常に男性的です。
在来種とは、 野生のお米と捉える事が出来ます。
その力強い野性味は酒質に大きく反映されます。
雑草のような生命力は強く根を張り、 植物の原始的な営みが、 ダイレクトに伝わってきます。
日本酒も品種によって味わいが変わります。
山田錦の女性的な優しさ。
雄町の男性的な強さをイメージしながら、 飲み比べて頂くと、 その差をわかりやすく感じ取ることができます。
品種による違いをお楽しみください。
[テイスティングコメント] 香りは穏やかながら、 青い草や穀物などの植物のニュアンス、 ボタニカルな香りと穏やかではあるが 色々な表情を見せてくれます。
口にするとガスによる心地よい刺激を感じ、 フレッシュな果実の旨味、 柑橘の皮を噛んだような苦味を はっきりと感じます。
この旨味、苦味から雄町という品種の特性を しっかりと感じられます。
そして時間の経過と共に 苦味が少し落ち着きバランスが取れてきます。
香りは更に特徴的に、 熟したバナナのような 南国の果実をはっきりとイメージします。
最初は穏やかで、 時間の経過と共に味・香りともに開き 雄町特有のポテンシャルを感じます。
時間軸での変化も是非お楽しみください。
[商品スペック] 原材料:米(国産)、米麹(国産米) 原料米:雄町100% 精米歩合:50% アルコール分:16度 製造年月:2021年4月以降